意外な場所にあるユニークな家

    世界で最も冒険的な場所に建てられた、信じられないような家10軒。

    家は必ずしも安全で安心な場所とは限らない。実際、身の毛もよだつような場所には危険と恐怖しかない!高速道路の真ん中に建っている家はどうだろう?あるいは、重力や常識を無視してそびえ立つ山の中腹に不安定にぶら下がっている家はどうだろう?そして、南極の棚氷という極限状態で骨まで凍りつくような状況に直面する住居もある。この魅力的な住宅コレクションは、心臓がドキドキするような高所からゾッとするような隔離された場所まで、そしてノースカロライナの謎めいた風景の中に佇むものまで、世界中に散らばっている。

    エリズエイ島、アイスランド

    エリズエイ島、アイスランド
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    アイスランドのヴェストマンナイジャル群島の一部であるエリズエイ島は、北大西洋に浮かぶ孤高の楽園だ。一軒の家があるこの島には近代的な設備がなく、孤独を求める人々にとって理想的な隠れ家となっている。神話ではビョークのものだとか、億万長者の終末避難所だとか言われていたが、真実ははるかにドラマチックではない。1930年代以来無人のこの家は、毎年訪れるパフィンハンターを受け入れている。

    ソルベイ小屋、マッターホルン、スイス

    ソルベイ小屋、マッターホルン、スイス
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    スイスのシンボル、マッターホルンの急斜面に建つソルベイ小屋は、薄っぺらく見えるかもしれないが、登山家にとっては重要な避難所だ。1915年に建てられたこの小屋は、標高約4,000m、山頂から約460m下に位置する山で最も高い場所にある。ベルギーの実業家であり登山家でもあるアーネスト・ソルベイにちなんで名づけられたこの緊急避難所には、最大10人が収容できる。登山者に命綱を提供する一方で、アメニティはほとんどなく、危険な環境における質素な避難所となっている。

    ケモスフィアハウス

    ケモスフィアハウス
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    ロサンゼルスにあるケモスフィアハウスは、急斜面に埋め込まれたSFの宇宙船を思わせる驚異の建築物だ。先見の明のある建築家ジョン・ロートナーによって1960年に建てられたこのユニークな住宅は、45度の大胆な角度で建っている。近未来的な美しさとパノラマビューを楽しめるが、心臓の弱い人や高所恐怖症の人には向かない。航空宇宙エンジニアのレナード・マリンに依頼されたこのミニマルな邸宅は、デザインに対するロートナーの革新的なアプローチを示しており、20世紀の建築界の著名人としての彼の地位を確固たるものにしている。

    ボルケーノ・ハウス(カリフォルニア州)

    ボルケーノ・ハウス(カリフォルニア州)
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    円錐形の火山の頂上に建つボルケーノ・ハウスは、ユニークな居住体験を提供してくれるが、その立地は少々眉唾だ。1968年、タレントのヒュール・ハウザーのために建築家ハロルド・J・ビズナー・ジュニアによって建てられたこの家は、カリフォルニア州ニューベリー・スプリングスの端に地上50メートルの高さで建っている。噴石岩の周囲を螺旋状に走る道路を通ってアクセスできるドーム型の住居からは、モハーヴェ砂漠と近くの山々の息を呑むような360度の眺望が楽しめる。唯一の心配事は?快適な滞在のために火山が休火山のままであることを祈ることだ。

    ジャスト・ルーム・イナフ島、サウザンド諸島

    ジャスト・ルーム・イナフ島、サウザンド諸島
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    ハブ島としても知られるジャスト・ルーム・イナフ島は、セント・ローレンス川に浮かぶニューヨークのサウザンド・アイランズ(千島列島)の中にある小さな島だ。この島の極小さを考えると、「ジャスト・ルーム・イナフ」という呼び名はこれ以上ないほどぴったりだ。その大きさにもかかわらず、この島には家と数個のベンチがあり、海岸線の屋根板にぴったりと寄り添っている。サイズランド一家は1950年代にこのユニークな住居を建設し、孤立した聖域を目指したようだが、この奇妙な住居に引き寄せられた好奇心旺盛な訪問者によって、彼らの孤独は崩壊した。

    聖三位一体修道院、メテオラ、ギリシャ

    聖三位一体修道院、メテオラ、ギリシャ
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    ユネスコに登録されている聖三位一体修道院は、アギア・トリアダとしても知られ、ギリシャ中部のメテオラ郊外に荘厳に建っている。15世紀にドメティウスという修道士によって設立されたこの古代の宗教的避難所は、そびえ立つ岩層に囲まれた孤立したピークを占めている。この息を呑むような絶景は、1981年のジェームズ・ボンド映画『007/フォー・ユア・アイズ・オンリー』にも登場し、映画ファンにその畏敬の念を抱かせる美しさを垣間見せている。

    オン・ザ・ツリー茶室(日本)

    オン・ザ・ツリー茶室(日本)
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    日本の建築家、藤森照信が設計した気まぐれな茶室は、長野県の茅野という名の丘の上に建っている。2004年に建てられたこの木の上の茶室は、畳敷きの床で伝統的な茶道を楽しむことができる。高さ約9メートルの茶室は栗の木に支えられ、お茶を点てるための煙突兼炉がある。藤森のユニークなデザインは日本だけにとどまらず、ドイツやその近郊にも同様の茶室があり、いずれも日常を超えた別世界の静けさを体現している。

    コロワイ・ツリーハウス(インドネシア、西パプア)

    コロワイ・ツリーハウス(インドネシア、西パプア)
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    インドネシアの西パプアの人里離れたジャングルに住むコロワイ族は、1970年代まで外界から隔離されていた。物議を醸すことになったが、彼らはカニバリズムを実践した最後の部族のひとつであると報告されている。そびえ立つ木々の上に立つ彼らの独特な住居は、一見不安定に見えるが、蚊から身を守るなど実用的な利点がある。ワンボムやガジュマルの木々に囲まれた地上30メートル以上の高さにある高層住宅には、最大12人の家族が住むことができる。

    ラガンガーブ小屋(スコットランド・ハイランド地方)

    ラガンガーブ小屋(スコットランド・ハイランド地方)
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    スコットランドの風光明媚なグレン・コー、クーバル川近くにあるラガンガーブ小屋は、小屋というより小さなコテージのように見える。1946年以来、スコットランド・ナショナル・トラストが所有するこの小屋は、豪華さとプライバシーは限られるものの、驚くことに4つの部屋に最大20人が宿泊できる。この小屋は、1692年にマクドナルド一族がハイランドの伝統的なもてなしを受けていたキャンベル家の客人たちが反旗を翻し、一族38人が死亡した悲劇的な虐殺事件と歴史的なつながりがある。

    ヘムロフト(カナダ、ウィスラーの森)

    ヘムロフト(カナダ、ウィスラーの森)
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    山、森、湖で有名な自然保護区、ブリティッシュ・コロンビアのウィスラーの森に、ジョエル・アレンは密かに驚くべきツリーハウスを建てた。土地が公有地であるにもかかわらず、彼の見事な大工仕事によって、木の高いところに卵型の木造住居を建てることができたのだ。ツキノワグマの生息地として知られるこの地域で、地上より高い場所に家を建てるのは賢明な判断である。

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