今すぐやめて健康寿命アップ!実は体に悪い20の習慣

    タバコやジャンクフードが体に良くないのは誰もが知っている事実。タバコのように致命的ではないけれど、私たちの体を少しずつむしばんでいく可能性のある習慣は実はたくさんあります。中には生活の中で当たり前のように繰り返していて、悪いことと気付いていないようなことも。そんな知らず知らずのうちに体をむしばむ20の悪習慣をご紹介します。今すぐにでもやめて健康維持につとめましょう!

    1 財布をお尻のポケットに入れる

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    ジーンズの後ろポケットにお財布を入れている方はとても多いと思います。とても取り出しやすくて便利ですが、実は体にはとても悪いのです。椅子に腰かけたときにお財布はお尻の下に。たった15分の間その姿勢を続けるだけでも背骨には大きな負担がかかっています。長期にわたって繰り返すことによって背中に慢性的な痛みが生じたり、脊椎の椎間を圧迫し側弯症となる可能性も。最悪の場合には脊髄障害により神経などを傷めることにもつながります。

    2 寝る前スマホ

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    最近の研究によれば、寝る前にスマートフォンやタブレットなどを見ることは睡眠時間を減り、さらに眠りが浅くなるなどの睡眠障害を引き起こしやすくなるそうです。それにもかかわらず89%の大人と75%の子供が就寝前にスマートフォンなどを使っていると米国国立睡眠財団の調査に回答しています。「寝る前スマホ」は睡眠の質を悪くするだけでなく、日中の行動の生産性も下げ、ストレスレベルが上がる原因にも。少なくとも寝る前の1時間はスマートフォンなどブルーライトを発するものを使うのを控えたり、寝床から手の届かない所に置くなどの工夫をし、そういった電子機器から少し離れ静かな時間を過ごすとともに睡眠の質を下げないようにしましょう。

    3お湯で手を洗うこと

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    様々な研究によって、お水で手を洗えば雑菌やバクテリアを落とす効果はお湯で洗った場合と変わらないと証明されています。38℃と16℃の水を使った手に残った菌を調べる調査で、どちらも菌を落とす効果は変わらないことがわかりました。熱湯は雑菌などを殺す効果があり医療の現場など、様々なところで熱湯消毒は取り入れられていますが、人肌程度のお湯ではその効果はありません。お湯で手を洗うことで皮膚は柔らかくなり、かえって雑菌に対して弱くなってしまう面もあります。手を洗うときはお水を使いましょう。

    4 ペットボトル飲料を飲む

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    ペットボトルに入った飲み物は私たちの身の回りにあふれています。何十年にもわたって人々が利用してきたペットボトルですが、その安全性と環境への影響には最近疑問符がつけられています。ペットボトルは熱に弱く、高温下に置かれた場合表面からビスフェノールAと呼ばれる化学物質が溶け出す危険性があるとされています。それは、夏の暑い時期に車の中に置かれた飲料ペットボトルからビスフェノールAが溶け出し容器内の飲食物へ移行し、人間が摂取する可能性があるということ。このビスフェノールAには発がん性があることがわかっており、人体、とくに胎児や乳幼児への影響が懸念されています。

    5 早食いをする

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    早食いが健康に与える影響についての研究は数々行われており、よく噛まずに食事をすることが肥満、高血圧、心疾患、糖尿病や脳梗塞につながる可能性があることがわかっています。食事を始めてから脳が満腹であるという信号を送るまでには20分ほどかかることから、早食べの場合、より多くの食べ物を摂取することになります。また早食いの人は大食いの傾向もあります。早食いは消化にも悪い影響を与えます。食事はよく噛んで、できるだけ時間をかけていただきましょう。

    6 食事後すぐに歯磨きをする

    teeth brushing
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    意外かもしれませんが、食後30分は歯磨きをしない方がベターです。いくつかの研究によれば食後は口腔の細菌と糖質が反応し酸が発生します。 そのため食後は口の中が酸性に。一般的には口内のPh値が5.5で歯の石灰質が溶け始めるとされており、その状態で歯磨きをすることで歯のエナメル質を傷つけてしまうことになるからです。口内は酸度を一定に保つように自動的にバランスをとっているため、平常のPh値になるまで、約30分ほど待ってから歯磨きをした方がよさそうです。食後すぐに口の中をすっきりさせたいのであれば、歯ブラシではなく洗口液やシュガーレスガムなどを利用しましょう。

    7 綿棒での耳掃除

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    耳かきで耳の掃除をするのが大好きな方は多いはずです。しかし綿棒での耳掃除は、耳をきれいにしているつもりが、逆に耳の内部を傷つけてしまい炎症を起こしてしまったり、耳垢を押し込んでしまう可能性があることが研究によりわかっています。きれいにしすぎることが、かえって雑菌などに対する抵抗を弱めてしまうことにもなります。耳掃除は耳の入り口から1cmの直接目で見える範囲で十分。お風呂の後にバスタオルなどを使って、耳周りを軽く拭けば十分きれいになります。

    8 ハンドドライヤーを使う

    air dryer
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    ハンドドライヤーはペーパータオルに比べて環境にはとてもよいのですが、私たちの体にはあまりよいとは言えません。お手洗いにあるハンドドライヤーが室内の雑菌を取り込み、その雑菌が機械を通して手にばい菌をを吹き付けることにつながっているという研究の結果がでています。これを防ぐために、トイレで手を洗った後は、ペーパータオルなどを利用した方がよさそうです。

    9ジュースを飲みすぎる

    juice
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    例えばオレンジジュースにはビタミンCなど栄養たっぷり、抗酸化作用があることもよく知られています。実際のところ、100%ジュースを飲むことは体によいものの一つですが、必要以上に飲めばそのメリットもなくなってしまいます。酸味があり、果糖を大量に含むジュースをたくさん飲むことで虫歯や肥満、そして糖尿病につながることがあります。これはどんなフルーツジュースにも当てはまります。野菜の入ったスムージーなども、果物の配合が多ければ多いほど一定以上の果糖が含まれており、飲みすぎに注意しましょう。

    10 塩分を取りすぎること

    salt
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    塩分の取りすぎが体に良くないことはおそらくほとんどの人が知っていることだと思います。塩分が増えると味がよくなったような気がして、私たちはついうっかり、どんなものにでも塩、マヨネーズ、ソースなどといった調味料をつけてしまいがちです。塩を含む調味料類の取りすぎは、心臓病、がんなどの原因となることがあります。塩分を摂り過ぎると、血液中の塩分濃度が高くなり、その濃度を下げるために体は水分を多くため込もうとします。その結果、血液の量が増え、大量の血液を流すために血管壁に高い圧力が加わり、高血圧につながってしまうのです。

    11 睡眠のとりすぎ

    sleep
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    睡眠は1日の疲れを取り、体をリセットするために大切なことです。でも必要以上に寝ることが、より体のためにいいと考えることは誤り。いくつもの研究が睡眠のとりすぎによるリスクを明らかにしています。一般的に適当な睡眠時間は7時間から9時間といわれています。「睡眠は7時間から9時間」を目安として、毎日のスケジュールの片隅にきちんと取り入れましょう。この時間より長く寝ることはかえって体に悪く、短命やうつ病、心疾患、肥満、脳の機能低下との関連が指摘されています。

    12 長時間椅子に座り続ける

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    仕事や勉強をしているとついうっかり、同じ姿勢で何時間も椅子に座りがち。長時間同じ姿勢でいる間、ほとんど体は動きません。結果として体内の血液の流れが悪くなり、肥満の原因になるばかりでなく心臓病や糖尿病のリスクを高めてしまうのです。この体への負担を軽減するために、できれば1時間おきに立ち上がりちょっとしたストレッチをするなど、仕事中でも軽いエクササイズを取り入れましょう。心拍数を上げることは心臓によいだけでなく、脳の老化を防ぎ、記憶力も上がり、仕事や勉強がよりはかどるはずです。

    13 夕食を夜遅くに食べる

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    夕食はできることなら早い時間に、少なくとも就寝の2時間前までに食べるのがよいとされています。夕食を早めに食べる人は、そうでない人に比べて尿結石になる確率が低いという研究結果があります。うまく排出されないと結石などの原因になるカルシウムの排出ピークは食後4時間から5時間後。夕食時間が遅いとカルシウムの排出時間と就寝時間が重なり、カルシウムを多く含む尿が尿管などにたまり大きな結石を作ってしまう可能性があります。またそれ以外にも、就寝直前に食事をとると寝つきが悪くなったり、食べ物が消化されず、肥満の原因にもなります。

    14 夕食の食べすぎ

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    仕事や学校から帰るとすごくお腹が空いていて、つい夕食をお腹いっぱいになるまで食べてしまいがち。朝や昼は日中に活動をするため、取り入れたエネルギーを消費される機会がありますが、夕食は活動量も少ないため、食べすぎるとコレステロール値が上がりやすくなります。コレステロールの増加は動脈硬化や糖尿病の原因になります。またお腹いっぱいの状態で寝ると、夜でも脳は活動の信号を送り続けるため、覚醒状態となり不眠につながることもあります。「夕食は早めに、あっさりと、そしてあまり食べ過ぎないように」というのは科学的にも実証されています。

    15 ナッツ類の食べすぎ

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    クルミやアーモンドなどのナッツには、タンパク質、食物繊維、ヘルシーな脂質、ビタミン、ミネラル、そして抗酸化物質が豊富に含まれており、ダイエットにも役立つと言われています。歯ごたえがよく、持ち運びもできるナッツはその手軽さゆえに、食べすぎてしまいがち。ナッツの食べすぎは、時に体の負担になってしまうことがあります。ナッツに含まれる成分「フェチン酸とタンニン」が消化を遅らせるため、お腹の張りなどの消化不良が生じることがあります。またナッツ類はカロリーが高く(ヘルシーな脂質によるもの)、食べすぎると体重増加にもつながることもあります。一般的に推奨されている1日のナッツの摂取量は約1/4カップ。それを目安に、健康的にナッツをいただきましょう。

    16 必要以上の手指の消毒

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    世界中が新型コロナウイルスのパンデミックの渦中にいる故、多くの人がこれでもかというほど手を洗っています。さらにその中の一部の人は手洗いごとに除菌ローションを手にすり込んでいるはず。しかし除菌ローションの使い過ぎは、除菌ローションや抗生物質では殺せない耐性菌が生まれてしまったり、本来体が持っている免疫力を弱めてしまう可能性があるなど、さまざまな見解があります。アメリカ食品医薬品局(FDA)による最近の調査で人の血液や尿から想定以上の殺菌成分が検出されており、体内に吸収される可能性が懸念されており、特に妊婦や子供への影響について現在も調査が続けられています。米疾病予防管理センター(CDC)は、様々な病気の感染防止には石鹸と水で手洗いすることが重要であり、石鹸と水がない時にアルコール分を60%以上含む手指用殺菌剤を使うよう薦めています。

    17 生野菜ばかり食べる

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    サラダは手軽に食べられる一番の健康食品かもしれません。しかし最近の研究により、生の農産物に含まれる成分は腸内細菌にダメージを与えるということがわかっています。また野菜は調理の仕方によって、摂れる栄養素も大きく変わります。生で食べる方が栄養をたっぷり摂れるものもあれば、茹でたり油で炒めたりすることによって、より栄養を引き出せる野菜もあります。温野菜の一番のメリットは、かさを減らし、一度にたくさんの量の野菜を食べられることです。野菜に含まれるビタミンやミネラルは抗酸化作用があり免疫力を上げ、体の不調を修復してくれる力があります。時に調理した野菜を食べることで生野菜だけでは摂れない栄養を補うこともできるはずです。

    18 考えすぎること

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    一度何かが気になってしまうと、何時間にもわたってそれを深追いしたり、一人で仕事や勉強をしている最中に起こりもしないようなことを考えはじめてしまったり・・・そういったことのほとんどは「不要な心配」なのに、だんだんと不安感を増し、私たちの気持ちはネガティブに。そういったムードが与える影響は精神だけでなく、物事への判断力が落ちたりと、体も精神もむしばみます。新型コロナウイルスなど混沌としたニュースのサイクルを繰り返し続けるこの社会で力強く生きていくために、無駄に考えすぎないように、できるだけ穏やかな気持ちで過ごしたいですね。

    19 コーヒーと水はどちらを飲んでも同じと考える

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    コーヒーに含まれるポリフェノールは、抗酸化作用や紫外線による肌へのダメージを抑える効果など、世界中の研究によってその健康効果が認められています。水代わりでコーヒーを毎日たくさん飲んでいる人も多いはずです。しかし喉が渇いているときには水を飲みましょう。カフェインには利尿作用があり、コーヒーはたくさん飲んでも体にとどまらず排出されていまいます。またコーヒーの過剰摂取は時にめまいや不安、不眠症、嫌悪感、下痢、吐き気などの健康被害をもたらすことがあります。コーヒーと水は同じ液体でもまったく別物。私たちの身体の約60%は水分で作られ、この水分が体の細胞の機能を正常に保つ役割を担っています。体内に適切な水分量を維持するためには、コーヒーとは別に1日に約1.2Lの水を摂取する必要があります。

    20 大事なことを先延ばしする

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    歯の検診の予約から断ち切るべき習慣をきっぱりとやめることまで、「明日やろう、明日から始めよう」と先延ばしにしてしまうのは残念ながらよくあること。自分の前にある何かを達成するには思い切って行動を起こす必要があるとわかっているのに、なぜか行動に移せない。カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究によれば、私たちの行動を駆り立てるのは、ポジティブなタスクとネガティブなタスクに対する期待感だそう。達成したい目標があるときに、後回しにすることなくどうしたら「今」すぐに行動に移せるか。研究者たちによれば、それには目の前のタスクに対する考え方を見直すことが重要だそう。自分のやるべきことをポジティブに捉えるという考え方の方向転換がうまくいけば、先延ばしにすることが少なくなるそう。もしあなたの生活の中に思い当たる悪習慣があるならば、健康維持のために今日から少しずつ変えていきましょう。

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