所有地に洞窟を見つけた男性、洞窟に入り彼の犯した過ちに気づく

揺れるもの

洞窟の中では天井全体に水がしみわたるのを防ぐために、鎖を天井からつるすことで、それを伝って水が下へ流れるようにするのがよくある設計モデルである。しかし、この洞窟においても同じように鎖が釣るしてあるのは、それを意図したものなのかは知る由もない。

背後に迫っているモノを直ぐに信じることが出来なかった。体が自然と反応するまでに2秒ほどそこに立ち尽くしていたのである。飛び跳ねて、壁を掴み、閉所恐怖症の症状が強くなっていることに気が付いた。つるされている鎖の一つが揺れていたのである!

 

誰かがそこにいる?

この写真の中で、意図的に作られた洞窟の構造の中に穴があることが分かる。また、採掘作業を簡易化させるために作られたものであることが容易に予測できる。

違う、軽い揺れではなく、強い揺れであった。誰かがそこにいたことが分かったし、こちらを見ていたようであった。彼は洞窟の入口へと走り始め、彼の心臓はバクバクと鼓動が鳴っていた。そこからすぐに逃げ出して、誰かにこのことを知らせないといけないとわかっていた。そこにいたのが誰だったのか。

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