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3. 厳しい犠牲
母グマというのは子どものためには自分の身をも犠牲にする動物として知られていますが、今回はそうではありませんでした。頑張ってコグマたちを連れて行こうという当初の意図とは裏腹に、最終的には子どもたちを見捨てて泳いで行きました。専門家なら首を傾げるところですが、生死の問題になってくると生存本能が母性を凌駕するということなのでしょう。
4. 湖の急流に打つ手なし
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湖の底流が非常に激しかったことも、母グマの行動と関係していました。ただでさえ凍りつく水を2頭のコグマを背負って泳いでいた状況で、水の流れと格闘しなければならなかったのです。次第に親子は離れ離れになり、母グマはなんとか無事に岸にたどり着きました。ですがそこにコグマの姿はありません。湖の真ん中にポツンと取り残され、疲れ切って絶望しているのです。2頭は生き残れるのでしょうか?