ゲーム機のコントローラ＆周辺機器
1980年代に流行したファミコンなどのゲーム機。これらがマニアの間では人気で、アンティークショップなどで売れると結構な金額がつくことをご存知でしょうか。それらが新品であったり、希少モデルだった場合は特にです。プレイステーションの一部のモデルは2020年の3月に行われたオークションで36万ドル（約3900万円）の値が付きました。ゲームボーイなどの個人用ゲーム機（ポータブルゲーム機）も状態にもよりますが、時に2万ドル（約220万円）の値段がつくことがあります。
ヴィンテージグラスなど
ヴィンテージキルト
昔作ったクラッシックなキルト作品はありませんか？特に淡い単色をベースに白色と組み合わせた、この写真のような2色のシンプルなデザインのキルトです。アメリカでは1930年代から40年代にかけてキルト文化が各地に広がりました。手に入る布や糸の色が限られていたその頃にはこのようなシンプルなデザインが流行し、アメリカでのキルト文化の先駆けとなりました。キルトのカバーなどはアンティークコレクターの間ではとても人気があります。手に入る金額の目安は？：150ドル～450ドル（約16000円～49000円）
コンサートのポスター
ビートルズなど、往年の人気歌手のコンサートポスターほど私たちにノスタルジーを与えてくれるものはないでしょう。アンティークの鑑定士であるヘレン・フェンデルマンは「そういったものがオークションにかけられた場合、100ドル（約11000円）～1000ドル（約11万円）が相場でその歌手やグループが有名であればあるほど価値が高く、額などに入れられていた場合にはさらに金額が上がるでしょう」といいます。1966年のビートルズのコンサートポスターは2020年初めに行われたオークションで13万7千ドル（約150万円）の値がつきました。手に入る金額の目安は？：最大25000ドル（約270万4千円）
アールデコ調の時計
アールデコ調の壁掛け時計や卓上時計は1930年代から40年代にかけて人気のあったデザインでした。当時アメリカの各地には高層ビルがぽつぽつと建て始められていました。そんな贅沢な時代を反映するかのように、鏡面仕上げ、幾何学模様、ゴールドカラーが多用された、そんなビルを模した時計が生産されました。その時代の時計は安いものであれば50ドル（約6000円）程度で見つかりますが、有名ブランドのものであれば1000ドル（約11万円）以上することもあります。手元にそんな時計があったなら、ブランド名を確認しましょう。見つかりにくいかもしれませんが、たいていの場合、メーカー名は時計の針のある面に印字されています。手に入る金額の目安は？：25ドル～1000ドル（約3000円～11万円）
金属製のランチボックス
古い金属製のランチボックスは倉庫に眠っていませんか？これはアメリカなどではランチボックスとして使われていましたが、日本だとおもちゃ箱だったり子供のおもちゃとして使われていたものです。表面にはクラッシックなスヌーピーやハローキティなどのキャラクターが描かれていたり、ビートルズだったり。希少なデザインの金属製ランチボックスであれば驚くような価値があり、結構な値段がつくはずです。手に入る金額の目安は？：最大3100ドル（約34万円）
アヒルの木製置物
写真をみて家のどこかで見たことがあるとピンときた人も多いかもしれません。この木製の置物は20世紀の中頃からすでにコレクターアイテムとして盛んに取引があったアイテムです。もしこのアヒルの置物を誰かからもらって、倉庫やがらくたボックスに入れっぱなしだったら、すぐに取り出してほこりを落としましょう。何万円、いやもしかしたら何十万円の価値があるものかもしれません。オークションなどで高い値が付くものには、デザイン、色使いなどにある一定の特徴がありますが、とりあえずアンティークショップに問い合わせてみるのも悪くないはずです。手に入る金額の目安は？：最大65万ドル（約7千万円）
ビートルズのレコード
もしあなたが1960年代のビートルズのレコードを持っているとしたら、とてもラッキーです。なぜなら世界中にそれを欲しがっているコレクターがたくさんいるからです。ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のレコードはなんと29万500ドル（約3200万円）の値がついたのです。多くの場合は数万円程度の値が付くはずですが、状態がよければその価値は天井なし。何千万円もの値が付くことがあるのです。手に入る金額の目安は？：最大29万500ドル（約3200万円）
野球カード
もし幼いころに集めた野球カードがどこからかどっさり見つかって、処分にお困りなら「古いものほど価値がある」ということだけを念頭に置いてアンティークショップに持ち込むことを考えましょう。その他にもチーム、選手、販売された時代などにより、専門店でのリセールバリューは大きく変わります。よくわからなければすべてを一度鑑定してもらうのがおすすめです。状態がよい特定の年代、特定の選手のカードはオンラインフリーマーケットでも何千ドルという値段で売買されています。手に入る金額の目安は？：最大320万ドル（約3億5千万円）
RCAビクター（RCA Victor）真空管ラジオ
1919年にジェネラル・エレクトリック（GE）の子会社として創立されたラジオ・コーポレーション・アメリカ（RCA）はアメリカのラジオ生産のパイオニア。1927年には日本の支社である日本ビクター（現JVCケンウッド）もできました。RCAはその後、1929年にビクタートーキングマシンカンパニーを買収しRCAビクターを設立。RCAビクターは一般家庭用の真空管ラジオの生産で有名になりました。当時発表したアールデコ調と木製の2つのデザインのラジオは、1930年代から40年代にかけてのヒット商品に。第二次世界大戦後、世の中にプラスチック製品があふれる中、それに反してRCAビクターはカラフルでつやのある特殊樹脂を使用した、写真のようなかわいらしいデザインのラジオを生産しました。手に入る金額の目安は？：最大4000ドル（約44万円）
スカーフなどのヴィンテージアクセサリー
スカーフ、ハンドバッグ、ベルトなどのアクセサリ、ジーンズなどの洋服は時に古くても何千ドル、いやそれらがエルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルなどのブランドものであれば何万ドルという値が付くことがあります。限定モデルのエルメスのバーキンが時に12万5千ドル（約1380万円）の値が付くことがあるのをご存知の方も多いでしょう。鑑定士のべネ・ライアは、ヴィンテージアクセサリーを売る際に重要なポイントは状態だといいます。まずは虫食いや穴が開いていないかを確かめ、問題がなければドライクリーニングをしてアンティークショップに持ち込みましょう。手に入る金額の目安は？：最大2万ドル（約220万円）
ペルシャじゅうたん
手織りのペルシャじゅうたんは何十年も長持ちし、使い方や保存の状態によっては古くなればなるほど価値が出てくるものもあります。ひいおじいさんが買ったペルシャじゅうたんが、今やっと価値が出てくるという感じでしょうか。一般的に製造から100年以上たったペルシャじゅうたんがアンティークとみなされます。サイズはもちろんのこと素材、ち密さ、デザインなどで買い取りなどの値段は変わります。手に入る金額の目安は？：1000ドル～100万ドル（約11万円～1億1千万円）
漫画本
これまでにご紹介してきた他のものと同様、発行数の少ない漫画はより価値が高くなる傾向があります。実際のところ、世に残っている数が少ない漫画のシリーズには億の価値があることも。だからと言ってがっかりしないで！それほど珍しくない漫画本でも数万円の値段がつくことがあります。悪くないですよね。倉庫に眠るご自身の漫画本を掘り出す時には、マーベルコミックなどの映画版が直近に公開されていないかを確認しましょう。2021年の夏はアメリカでマーベルのエターナルが公開されることに伴い、そのシリーズの漫画が値上がりしているようです。新品のものなら1巻1000ドル（11万円）も夢ではありません。手に入る金額の目安は？：最大数百万ドル
シリアルやお菓子などの箱
倉庫から見つかった何十年も前の未開封のシリアルやお菓子。うーん、中身を食べる気はしないですよね（というより、食べてはいけません！）。捨てるしかないか・・・ちょっと待って！今捨てようとしているそのシリアルやお菓子の箱を探しているコレクターがいるのをご存知でしょうか。それがもうすでに販売停止となっている商品や、デザイン変更前の箱だったとしたら、結構なお金になる可能性があります。何年も湿った倉庫に置き去りにされていたE.T.とコラボしたシリアルの箱、今が売り時かもしれません。手に入る金額の目安は？：100ドル～（約11000円～）
ギターなどの楽器類
もし倉庫に使わなくなった楽器があるなら、今すぐほこりを落としましょう。保存状態がよい楽器類、特にギターなら売れるかもしれません。実際のところ1960年代以前のマーティンやギブソンといった有名ブランドのギターはオークションで数十万円から数千万円で取引されます。ギタリストのレス・ポールと共同で設計したレスポールモデルの場合、10万ドル（1100万円）以上の値がつくことも。手に入る金額の目安は？：最大3万3千ドル（約362万円）
アンティークランプ
先祖代々に受け継がれてきたランプ。もしそのデザインが今住んでいるあなたの家の雰囲気と合わないなら売るべきかもしれません。なぜならそれらはびっくりするような値段がつくかもしれないからです。ティファニー、ガレなどをはじめとするブランドは特にコレクターや探している人が多いブランドのいくつかです。手に入る金額の目安は？：最大4万5千ドル（約500万円）
クリスマスツリーのオーナメント
アメリカをはじめとする海外では数多くの家庭でクリスマスツリーに飾るオーナメントを先祖代々受け継ぐ伝統があります。どんなものでも手作りの古いオーナメントは価値が高く、もしそういった使わなくなったオーナメントがあればアンティークショップに持ち込むのもいいかもしれません。ある程度の値段がつくかもしれません。手に入る金額の目安は？：最大500ドル（約5万5千円）
絵葉書
他のアイテムと同様に、古さ、希少さ、コンディションが大きく値段に関わってきますが、古い絵葉書も時に驚くような値段が付くことがあるのです。ほとんどの古い絵葉書は買ったときの金額とそれほど変わらない値段で取引されますが、2002年にロンドンで行われたオークションで、1840年の絵葉書に5万ドル（約550万円）の値段がついたことがありました。手に入る金額の目安は？：最大340ドル（約3万7千円）
銀製カトラリー
台所の引き出しの奥深くに眠っている銀製のフォークやスプーンなどのカトラリー類もアンティークショップで人気のアイテムの一つです。ナイフからスプーンまですべて揃っているものなら、状態次第で数万円から数十万円の値が付くはずです。それらがティファニーなどの人気ブランドものであるなら、ひと月のお給料くらいの値段がつくのもそれほど驚きではありません。手に入る金額の目安は？：最大カトラリー一つ当たり1100ドル（約12万円）
VHS方式のビデオ
懐かしすぎるVHS方式のビデオ。どんなお宅にも一つどころではなく、たくさんのビデオテープがあったのではないでしょうか。これらはRCAビクターの子会社、日本ビクターが1976年に開発した家庭用の画像の記録システム。あっという間に世界中に広がりました。その後DVDが主流になり、多くの人気映画はDVD再生へとシフトしていきました。そんな中であまり人気がなかった一部の映画やドラマなどはVHSビデオテープで販売されただけで、DVDへとシフトすることなく販売終了となったものがあります。コレクターはそんなVHS方式のビデオを探しています。またホラー映画やストーリーなどに問題があり、DVD化されることのなかった作品のビデオも高値がついています。手に入る金額の目安は？：最大5万ドル（約550万円）