世界で最も危険な橋トップ15!

    私たちの住む世界には人を惹きつけてやまない場所がたくさんあります。道や、都市、建物から橋、水、美しい風景にいたるまでジャンルも様々。そして地球上には斬新な建造物を作ったり、それを実際に試したり、と言う勇敢な人もたくさんいます。この記事では世界中の橋に注目し、中でも渡るのが怖そうな危ない 15の橋をピックアップしました。

    1. フセイニ吊り橋 (パキスタン)

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    この橋はパキスタン北部にあるフンザの奥地、岩がちな地域にあり、ボリット湖の上にかけられた吊り橋です。橋を形成する板と板の隙間はスカスカなんてものではありません。そんな危なすぎる橋ですが、いまだに命を顧みずに渡る旅行者が絶えないのだとか。全長200m、水面から高さ6mの吊り橋は、対岸に耕作地に行くために川幅が広く流れの早い大きな川を渡らなくてすむように作られたそうです。

    2. モンキーブリッジ (ベトナム)

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    安全に橋を渡ろうとするとサルみたいな姿勢になってしまうところからモンキーブリッジと名前がつけられたそう。ベトナムにあるこの橋は身軽で勇気ある人にしか渡れないといっても過言ではないでしょう。地元の人は慣れているのでトントンと渡れるし足もすくむことはないようですが、間違っても意外と簡単そう、なんて思ってはいけませんよ!この橋は竹一本でできていて、下には川も流れています。橋には竹の手すりもついています。でも、手すりは片側にしかついていないそうです。

    3. ケポス橋 (コスタリカ)

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    コスタリカにあるケポス橋ですが、イカした別名があるんです。それは「オーマイゴッド橋」、「死の橋」の2つ。コスタリカ中心の太平洋沿岸に位置し、ハコとケポスという2つの場所を結んでいます。1930年代に造られて以来一切修繕が加えられていないということで造りがもろくなっています。橋幅がせまい上に橋板もしっかりと打ち付けられていないため、車が通るたびにガタゴトと不安な音がするそう。もともとは、バナナをケポスの港に運ぶ列車のため、1930-1940年にバナネラ社によって建設されたそうです。

    4. セブンマイル・ブリッジ (フロリダ)

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    フロリダキーズにあるこちらの橋ですが、名前の通りとーっても長い橋なんです。ナイツ・キーとリトル。ダック・キーを結び、海上に巨大な橋のネットワークを形成しています。壮大で素晴らしい景色には違いありませんが、文字通り息を飲んでしまうような橋であることも確かです。二本伸びているうちのひとつは1912年に鉄道橋として開通し、現在は自転車と歩行者のみの通行が可能になっています。新しい方の橋、海上高速道路は安全度は増したものの、残念ながら100%リスクがないということはなさそうです。この橋の全長6.765マイル(10.887km)で、景観の美しさからメディアにも取り上げられることも多く、多くの映画やCMのロケ地として使われます。

    5. ミヨー橋 (フランス)

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    ミヨー橋は世界一高い橋として知られていて、地上から橋の一倍高い部分までは340メートルもある、こちらの南フランスにある橋。橋のあたりは風も強く、高所恐怖症の人は確実に渡ることを考え直したほうがいいでしょう。エッフェル塔もすっぽりとはまってしまうほどの上空でパリとスペインを結んでいます。この橋は高いだけでなく長さも2400メートル以上と非常に長く、何とそれだけの長さをたった9本の支柱で谷から支えているのだとか。この橋は、イギリス人の建築家ノーマン・フォスターとフランス人梁技術者のミシェル・ヴィルロジューの設計により、2004年12月に完成しました。

    6. Storseisundet橋 (ノルウェイ)

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    人ならぬ橋は見かけによらないものです。楽しそうなジェットコースターのように見えるこの橋ですが、実際は楽しいなんてとんでもない!急カーブの道路に深く沈んでいくこの勾配、猛者でなければドライブは難しいかもしれません。ただ渡るだけでも心臓がドキドキなこの橋ですが、この辺りは橋を超えるほど波が高くなったり、ハリケーンや暴雨がよく襲う場所としても知られています。この橋は、世界で最も美しい道路の一つとされている「アトランティック・オーシャン・ロード」にあります。

    7. キャノピーウォーク (ガーナ)

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    ガーナにあるカクム国立公園内の高い木々に囲まれた場所にかかるこちらの橋。ここからは国の中心地域に広がり青々と茂るジャングルの景色が楽しめます。ですがもう一度、高いところが苦手という人は渡らないこと。高いところは平気という人も、渡る勇気は出しても振り返る勇気は出さないほうが良さそうです。ロープでできたシンプルな構造でおよそ350メートルほどの橋で、7本の木の間にはネットが張りめぐらされています。シロアリが木のおいしい部分を食べ尽くしてしまっているため、渡るのは安全とは言えなそうです。ただ、吊り橋を渡るとカクムナショナルパークの自然を満喫することができ、550種類以上の蝶々や約400種の鳥、または地元の人によれば、野生のゾウも見ることができるそうです。

    8. 無想吊橋 (日本)

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    日本最古の吊り橋として知られる橋で、南アルプスの奥地にあります。ワイヤー、ロープと細い木の板でつくられており、1950年の建設以来きちんとしたメンテナンスはされていないと言います。かなり劣化が激しく、いつ崩壊してもおかしくないような見た目です。言うまでもなく渡るとグラグラしますし、古くなかったとしてもこの橋の細さは別問題ですね。そして、近年、吊橋の傷みが酷く、橋を渡るのは危険なため、2010年に吊橋を渡ることが禁止されました。

    9. ランカウイ・スカイブリッジ (マレーシア)

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    ランカウイ・スカイブリッジは全長125メートルほど、標高660メートルほどの美しい橋です。足のすくみそうな橋にもかかわらず観光客に大人気のスポットになっているそう。ランカウイ島で2番目に高い山、 マチンチャン山にかかっています。そして、スカイブリッジのある頂上までは、山の麓から「ランカウイケーブルカー」を利用して行くことができます。

    10. ティトリス山 (スイス)

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    ティトリス・クリフウォークはヨーロッパ最高地点の吊り橋です。眼下に広がる絶景は見る人によっては恐怖かもしれません。標高3041メートル、長さは100メートルほどあります。安心安全と謳われているようですが、信用してはいけません。足のすくむような高さにプラスして、コロコロと変わる天候条件もスリリングなポイントのひとつです。この橋は、悪天候を除いて通年オープンしているそうです。

    11. カンディンスキー橋 (ロシア)

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    元は鉄道用に使われていたこちらの橋。もはや人が渡るためのものとは思えない安全の対極にある橋です。橋の形を保っているとは言い難く、使われている木も老朽化が進んでいます。見た目からして危険要素しかありません。幅は2メートルもなく、レールもなければ柵も設置されていません。ドライバーは一歩間違えると冷たい川に真っ逆さま、スリルがありすぎます。この橋は、シベリア東部、ザバイカル地方にあるヴィティム川の対岸を渡す役割をしています。

    12. オフエラ橋 (メキシコ)

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    オフエラ橋はメキシコのドゥランゴの峡谷にある今にも崩れそうな構造の橋。1898年にマピミと金の鉱山を結ぶ目的でつくられて以来、たいしたメンテナンスも施されることなく、鉱山が枯渇した後では使う理由もなくなりました。今ではもっぱら観光スポットとして残されています。黄金時代の片鱗を垣間見る鉱山ツアーの目玉スポットとして高い人気を誇っています。

    13. ロイヤルゴージブリッジ (アメリカ)

    royalgorgebridge.com

    アメリカのコロラド州にあるロイヤルゴージブリッジはアメリカで断トツの高さを誇る吊り橋です。キャノンシティの峡谷にかけられたこの橋は全長385メートルほどで、下を流れるアーカンサス川からの高さは290メートル以上。谷底まではさらに距離があり、スリルある体験をしたい観光客の目を楽しませています。ここでは、世界一の高さを誇るバンジージャンプを楽しむことができます。

    14. サンシャイン・スカイウェイ (アメリカ)

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    サンシャイン・スカイウェイは過去に悲劇的な背景があるだけでなく、危険な橋としても知られています。タンパ湾をショートカットしセント・ピーターズバーグとテラセイアを結ぶ橋で利用者も多いですが、天候が悪い時には視界が悪くなるため、渡ることを考え直したほうがいいでしょう。現在のこの橋は、1954 年に建設された古い橋にとって代わり、 1982 年に建設開始、1987 年 2 月に完成したしました。

    15. メコン川の川渡り (中国)

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    この絵を見た人は何を思うでしょうか?いったいなぜこれを渡ろうなどと考える人がいるんでしょうか?渡ったら賞金1億円、それとも生きるか死ぬかの瀬戸際か、よっぽどの理由があるんでしょうか。そもそもこれは橋と呼んでもいいものか… ただの2本のロープがメコン川の激しく流れの早い濁流の上にわたされているだけなんです。地元の人は警告もおかまいなしに渡っているといいますが…ただ、2020年にこのメコン川を渡る特大橋の架設が始まったそうなので、この危険な橋を使わなくなる日もそう遠くないのかもしれません。
    ここに挙げた以上に危険な橋を見たことがある、知っているという人はぜひ私たちに共有してください!

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